これまでの研究発表の履歴です

1.論文の表題とその概要です  
 

「孫地蔵」:byスラッシュキャスティング
三重大学教育学部研究紀要で発表したもの
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1.「鋳金着色の手法について」

(’82)
伝統的に口伝によって実施されている銅合金の着色法について検証し、当教室で実施可能な方法を確立する。また、電気炉による藁燻し着色を考案、大量の学生作品を同時にむらなく光沢発色させる方法について詳述。

2.「回転形態の焼型鋳物における一方法」
(’84)
削り中子法による回転形態制作法を考案し、また自作の挽き物機による表面処理法について紹介。

3.「教材としての鋳金技法研究」(第一報)
(’86)白柳一弥と共著
低融点金属(ピューター)の高校での授業実践報告。削り中子を用いた「銅鐸」制作授業からの同技法の可能性考察。

4.「教材としての鋳金技法研究」(第二報)
(’87)
焼き型鋳物の鋳造失敗作修復技法について、学生作品を事例に考察・整理。

5.「四天王寺喚鐘制作記録」
(’88)
蝋型による小型梵鐘制作の記録と、技術的考察。

6.「回転形態の焼型鋳物における一方法2」
(’89)  
削り中子法を用い、一個の外型のみで(割り型としないで)回転形立体を鋳造する方法を考案。

7.「三重県の工芸の現状考察(1)」
鍛金作家・片山政一氏の鍛金・溶接技法の見聞録と作品紹介を通して金工制作のありかたについて論述。

8.「鋳金技法の開発と整理」
(’92)
筆者が開発した鋳金緒技法と実習管理について紹介。紙種つくり・燃費節約・原形分割器・教室管理などの開発事項。

9.「続・鋳金技法の開発と整理」
(’93)
火山灰による肌土・アルゴンガスによる金属の表面処理(溶斑)を開発。また自作低融点金属(ビスマスと錫による)の更合わせについて。

10.「鋳金技法の開発と整理3」
(’94)
自作の金属溶解用バーナー(TWIN−TURBO93KASAI)と溶解炉(RAKUFUKI−20)の紹介。渦文を用いた器物の制作方法紹介。また、学生実験からの煮色考察。

11.「鋳金技法の開発と整理4」
(95)(安井麻美・長谷川克義・釆びき真澄と共著
減圧による精密鋳造法。切削粉回収装置。また自作低融点合金による高校での授業実践。鋳金による定期的個展の可能性について、7回の実践から論述。

12.「鋳金技法の開発と整理5」
(’97)
万能型鳥目装置の開発。朱銅ふかしの極意を約200例の実践経験から考察。

13.「教材としての金属素材研究1」(99)
わけびき真澄、舛屋亜由美と共著
高等学校での鋳造実習の記録と考察、及び、銀粘土の製造と取り扱いに関する考察。


三重大学教育学部美術科紀要で発表したもの

1.「削り中子式鋳造による一方法」
(’91)
回転形態以外を削り中子法で鋳造する方法について詳述。ボックスビーム状筋金について論述。

2.3.「鋳物師語録・整理と解説1/2」
(’93,96)
日本を代表する鋳金作家の語録を整理・解説。

4.「ニッケルめっき極意の探求」
(’97)
鋳金作品へのめっき方法について、諸説を検証し実践方法を紹介。

2.作品発表が本業なのです  
 

銀彩小壺
・個展(笠井初夫鋳金作品展)
82・83年:名古屋市・ギャラリーはくぜん
84・86・88・90・92・94・97年: 大阪市・阪急百貨店

・日本金工展
82〜90年:東京、大阪(三越百貨店)

・日本の鋳金ーいものの形展
94.96年.99年:東京、高岡

・三重県美術展
83〜86年 最優秀賞2回、岡田賞1回

・三重の作家たち展・三重のアート展
94〜2000年 招待出品

・三重の美術−現代展
86年 三重県立美術館買い上げ

・鋳造教室作品展
82〜2000年 

作品所蔵機関
・三重県立美術館・伊勢神宮徴古館・三重県総合文化センター・大阪城ホール・インテック大阪 等

社会的活動
・三重県美術展審査委員
・松阪市美術展・桑名市美術展 運営委員・審査委員
・三重のアート展実行委員

98年度、三重県文化奨励賞受賞

これまでの開発・発明品の一部です  
 
「鳥目装置」で回転形態を制作するとき、これまでは、「腕が3本あれば・・・」と思いながら、時間をかけていましたが、車のワイパーモーターを利用することによって、そのストレスを解消しました。
「間欠機能」は取り除いていますが、これまた自家製の整流器「直電くん」で、電圧を制御することにより、自由な回転数を得ています。
電動車椅子にも使われるくらいですから、かなりのトルクがあり、直径50センチ、高さ60センチくらいの蝋型中子でも、楽々と回してくれます。
完全防水式モーターですから、過負荷がかかりすぎたときのために、冷却用水槽を用意しました。

モーターの回転軸と、中子心棒との連結は、インパクトドライバーのフレキシブルシャフトを用います。

くるくるくん といいます
 
 緊急
       2000年度大発明の一部紹介
1.たった一人でも鋳込み作業ができます。
naming:「SHIJI−IRAZU」
2.特別な訓練をしなくても銀象嵌が体験できます。
naming:「銀象嵌もどき」



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